秋色を染める「やしおの雨」

今日10月23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」
ついこの間まで半袖Tシャツが必需品だったような気がするのですが、ここ最近はグッと秋が深まりまさに露が冷やされて凍り、霜が降りはじめる時期であるという「霜降」がピッタリとくる気候となってきました。

そしてこの時期に降る雨を「やしおの雨」と言います。「やしお」は「八入」と書きますが、「一入」で「ひとしお」は染色で布を1回染料に浸すこと。そして「八入」は何回も染料に浸して色濃く染めること。転じてこの時期の冷たい雨にさらされて木々の紅葉が色濃くなっていく様を「やしおの雨」と表現します。

さて皆さんの近くの木々はどんな様子でしょうか?

実はTWTA主催のパックラフトツアーが先週末18日にあり、日光中禅寺湖に行ってきました。先週末は那須の茶臼岳の紅葉が見頃を迎えた映像がニュースでも放映されていたので、その余波で場所は違いますがいろは坂が渋滞にならないか心配しながら日光に向かったのですが、日光の紅葉はまだ色づき始めたばかりで渋滞もなくスムーズに移動することができました。

あれから1週間、まさに今頃は奥日光辺りが紅葉の見頃を迎え、中禅寺湖辺りは今週末から来週にかけてが見頃と思われます。今年は寒暖差が大きいことから例年よりも鮮やかな彩りとなっているとのこと。ぜひ、平日にお休みを取ってたまにはゆっくりと栃木の自然を楽しんでみてはいかがでしょうか?

さて、ゆっくりと自然を楽しむといえば、パックラフトも最高でした。30L程度のザックの中に畳むとすっぽりと収まり、座席やパドルも付いてわずか3kg程度の軽量なゴムボートです。歩いてどこにでも持ち運びができ、湖や川を渡り移動することができます。そして、なんといっても多少の波や風ではひっくり返る心配がない抜群の安定性を持ったボートなのです。

先週のツアーでは、歌ヶ浜の駐車場から旧英国大使館やイタリア大使館別荘記念館を抜け、ブナの自然林を進んだ狸窪先の砂浜までの約2kmを2時間かけてのんびりとハイキング。着いた砂浜で雄大な男体山を眼前に地元フランス料理店のシェフが手掛けた特選ランチを頬張りまったり。コーヒータイムの後、背負ってきたパックラフトに空気を入れていざ湖上へと乗り出しました!

心地よい湖面の波に揺られながら眺める男体山はところどころ黄色や赤色に染まり始め、とても素敵な秋の始まりを感じることができました。こうしたのんびりと自然を楽しむアイテムとしてパックラフトは本当にピッタリ。

一雨毎に秋が深まるこの季節。さあ、今週末はどこに出かけましょうか?

次回11月7日「立冬」は、やまちゃんの担当です。お楽しみに!

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